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前略、渋谷より
繁華街を歩き慣れていない私にとって、高層ビルも車も人もいっぱいの場所にいると溺れてしまいます。ブクブクブク。大量の人の往来も苦手だし、ひとり道に迷ったヤな記憶も甦るし。てなわけで東京11年目にして未だ苦手なのは池袋、新宿、渋谷。受講してみたい写真教室を見つけて一瞬悩んだ理由も、ギャラリーが渋谷にあるってことなわけで。地図を片手に「ちゃんと辿り着けるんか?」と不安だった授業初日を今でもよく覚えています。

が、私はもうイイ歳した大人なんだな(うはははは)。週に一度通えば、さすがに「ザ・都会」な景色も見慣れてきました。往復の道すがらごっつい建物、車や人の大群、あちこち向かう道路に薄暗い裏道、落書き、東横線のホーム...「こんなん撮ってもおもろいやん」と発見も沢山あります。

前略、渋谷より_b0189039_204330.jpg


授業が始まる前の夕方、渋谷の空。もう三ヶ月通うので、その間に少しでもええもん撮れたらええなあ。

「隙間」 二枚組 http://etcaetra.jugem.jp/?day=20090624
# by etcaetra | 2009-06-25 22:03 | 写真まわり
みどりのくに 3
緑の色合いが気に入っている二枚を「みどりのくに」(http://etcaetra.jugem.jp/?day=20090515)とタイトルをつけて紹介してから緑色を意識して撮るようになり、頭ん中に幾つかある「見つけたら撮る」というテーマの一つに加わりました。

例えば植物、葉っぱや草、落ち葉。同じ場所、同じ時刻に撮るとしても、快晴と曇りと雨上がりとで色合いが随分違います。特に梅雨の時季は、雨上がりに撮るのが面白いです。普段目にしている色よりもより濃く深まっている分、全体的にややダークな風景に。どうやって撮ろうか悩むことも多いですが、水を得て生き生きしている植物を目の前にテンションが上がると、そんな悩みもあっという間に忘れてしまいます。ああ、単純。

みどりのくに 3_b0189039_1119.jpg


上にある一枚は完全に露出オーバー。故意にオーバーにしたのではなく、内蔵の露出計が動かなくなりシャッター速度も調整できなくなったので、「あらら」と半ば諦め気味にカメラ任せに撮ったもの。同じ緑色といっても「みどりのくに 3」のように雨上がりに撮ったものとは全くの別物だし、見る側が抱く印象も異なるはず。

ここでは植物に限って書きましたが、被写体を決めず、自分の好きな色を一つ決めて何でも撮ってみる。カラーで撮るこだわりの一つに、こんなのいかがですか?

「みどりのくに 3」 二枚組 http://etcaetra.jugem.jp/?day=20090615
# by etcaetra | 2009-06-24 01:37 | 写真まわり
劇的に驚き!?
20日土曜の夜、ザッピング。BS JAPAN。

柳澤寿男さんのドキュメンタリー番組「戦場に音楽の架け橋を」(http://www.bs-j.co.jp/kakehashi/)が終わるところでした。バルトークの「ルーマニア民俗舞曲」が演奏される様子が流れ、曲の出だしからハッと心をつかまれて聴き入る。二曲目はテレビ番組やコマーシャルで聴いたことがあり、「バルトークかー」と能天気にふむふむ聴き続けてきて驚いた!曲の後半、聴いたことがあるも何も、「劇的ビフォーアフター」そのものが流れてきたのです。何故?




柳澤さんが指揮をされているコソヴォフィルの動画ではありませんが、上にある動画だと4分を過ぎたあたりのポルカから後、聴きながら思い浮かぶ絵は家の壁をぶち壊したり、床を引っぺがしたり、匠がフフフと笑いながらアイデア家具を製作していたり...てっきり松谷卓さんが一から作曲したものだと思っていましたが、原曲はここに。

オケの他にもピアノ、ギター二本、ピアノの伴奏でバイオリン、フルート、パンフルートなど編曲され、色んな楽器で演奏されているようです。YouTubeで検索して気に入っているのはタラフの演奏。楽器や編成が違うと曲の印象も随分変わります。と、試しにタラフの最新ディスクを検索したら、曲目リストの七番目に「ルーマニア民俗舞曲」とばっちり書いてありました。あらら。





で、バルトークとは全く関係ないんですけども...

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# by etcaetra | 2009-06-22 22:32 | ふりかえりがたり
六年ものの味
六年ものの味_b0189039_23582271.jpg六年ものの味_b0189039_23583481.jpg

千歳船橋に入院していたカメラの修理が終わり、引き取ってきました。

レンジファインダは専用の電池アダプタを買わないと動かせないので保留。「まずは一眼レフの試し撮りだな」と思っていたところで、祐天寺で「期限が迫っているから」とコダックのフィルムを安くで譲っていただく。Nadarの林さんからもコニカのフィルムを。最近、ほんとフィルムが高くなって、以前よりも気軽に買えないだけに運が良かった。やほーい。

と喜んでたら、林さんから「使用期限、2003年だけどね」という補足。ほほう、六年ものですか。熟成されて円やかな色合いに...なるかどうかは分かりませんが、100%お気楽モードで近所を散歩しながら撮ってみました。とにかくカメラがちゃんと動くか、まずはそれをチェックせなならんのです。

で、こんな感じに撮れました。カメラ、レンズともに調子よく動いているし、六年もののコニカも綺麗な写り。問題なし。ニコマート持ちにこのカメラは軽いです。肩が楽ちんだー。


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風が強く、静まる気配がないので、中腰でカメラ構えてファインダ覗いて風が止むのを待って、やっと撮れた一枚。緑のながーい茎に注目したい、と思って色々試すも納得いかない。中途半端で上手く伝わらなさそう、と開き直って花に焦点を合わせました。が、真っ直ぐに伸びる緑色の線のほうが目立っているような。

この花の名前が分からないのです。こうやって茎の真っ直ぐに伸びている様を描いた絵画があって、撮る時にそれを思い出し、横から縦に構図を変更しました。日本画か洋画か、絵を描いた人の名前も絵の名前も思い出せず...どこかで実物を観てるはずなんだけどなあ。むむむ、わからん。残念。
# by etcaetra | 2009-06-22 00:49 | 写真まわり
古本市がやってきた!
青空古本市とは...梅雨の雨降りでもお店の中は青空写真。その青空の下で古本市をやったら、ほおら「青空古本市」の出来上がり♪という魂胆だったのですが、運が良かったのか空が気まぐれなだけなのか、今日は久しぶりに良いお天気で、ひねりの無い、ある意味ホントの「青空」古本市となりました。お天気、こればかりは予想外。

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今回ご一緒したべっちさんがお持ちになった本です。「天然生活」や「天然生活インテリア」、料理書、インテリア雑誌が並びます。「天然生活」は100円、それ以外は全て200円です。書店で一度は手にしたことのある本が沢山ならんでいます。全てがツボだー。自分んちの書庫のスペースを増やしたくて古本市をしているのに、気になるものを幾つか絞り、悩んで一冊に決めて購入。写真雑誌を買いました。わーい。

べっちさんが紹介している本・雑誌はインテリア関連のものが多め。家具やクラフトに興味のある方、「天然生活」のバックナンバーを揃えたい方にお薦めです。

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こちらは私が持ち込んだもの。文庫や単行本、雑誌、料理書、ビジュアル本、ミニコミなど雑多です。入り口近くにある雑誌二冊は、「店内だけのお楽しみ」での参考出品。「オレンジページ」と「LEE」の創刊号です。非売品扱いですが、店内でお読みいただけます。雅姫さんも久保京子さんもいない「LEE」の総力特集は「フリオ・イグレシアスのマイアミ自宅ご招待」だったりします。20年以上前の内容に、昭和生まれは懐かしさ満点になるのは間違いありません!

今回、大橋歩さんの本でも初期のエッセイ集を四冊出しています。どちらも今では絶版、講談社文庫では「トマトジュース」「二杯目のトマトジュース」は出版されていたのですが、こちらも現在は絶版です。この頃の方が今よりもセキララにご自身のこと、身の回りのことを語られていて、歩さんファンには興味深いものになると思います。古本市では単行本を一冊300円と、こちらは少し高めの価格設定で紹介しています。が、雑誌Arne(アルネ)のNo.3から11は一冊を100円で。過去のものを揃えたい方に。

料理写真やスタイリングに興味のある方には、パトリス・ジュリアンさんの料理書をどうぞ。例えば「パトリス・ジュリアンのカフェ」では、撮影を長嶺輝明さんが担当。べっちさんの本にも長嶺さん撮影の料理書があったような(タイトル忘れました、ごめんなさい)。洋雑誌COUNTRY LIVINGは季節を春夏に絞って大量に出しました。「カントリー」と聞いても、垢抜けないもさもさ感を抱かれる方が多いかもしれません。が、私からはこの雑誌をあえてプッシュ!「やっぱりアメリカ、本場は違う!」と唸るほどのインテリアや料理レシピが盛り沢山です。全部を真似るのは到底無理だけど、小物使いやクラフトなど部分部分のエッセンスを取り入れるくらいが実は調度良かったりするわけで、この雑誌はその手助けにもなります。掲載されている写真も是非御覧下さい。雑貨や料理の配置や撮り方の参考になります。こちらは全て一冊100円。

...と、ここで古本市延長戦のお知らせです!

まだ残っている本もあることですし、とオーナーさんのご好意で来週の水・木・金曜日の三日間、古本市の期間を延長することになりました。24、25、26日の13時から18時まで、祐天寺のcoffee carawayさんで青空古本市をやります。詳細はこちらをクリック!(http://coffeehour.exblog.jp/11350435/) 来週も引き続きよろしくお願いします:-)

最後に今日のおまけ、昼下がり。ひょっこりやって来たお客様を紹介します。

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# by etcaetra | 2009-06-20 23:23 | ふりかえりがたり