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六甲山国際写真祭のポートフォリオレビューに参加しました

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私の名前が「photographer」と共にある、名札を頂いた時はとても緊張しました



8月29日と30日、六甲山国際写真祭で開催されたポートフォリオレビューに参加しました。

私は写真を、例えば、大学や専門学校で時間をかけて学んだことがありません。写真を撮ること、関わることが私の職業ではありません。カメラの操作は今でも不安なときもあるし、自分なりの作法で撮り続けています。そういう人間が撮ったものでも、募集要項に則れば応募できるものなのかな…という気持ちから行動に起こすまで随分迷いましたが、思い切ってエントリーし、審査を通過しました。

六甲山国際写真祭の開催は今年で二回目、昨年の初回時には応募しませんでした。京都での展示と時期が近かったことと、「今の自分の写真では応募してはいけない」と思っていたからです。なぜ「いけない」と思ったのか、その理由を覚えていないのですが、そんな話をキョウトフォトアワードの中澤有基さんにお話ししたとき、「出してみたら良いと思う」と言われたことは記憶していて、今では彼の言葉が背中を押してくれたのだと思っています。ありがとうございました。

レビューでは、褒めて下さる言葉も厳しい言葉も両方いただきました。比率で言えば否定的な意見が多く、「これでは何が言いたいのか分からない」とはっきり教えて下さるレビュアーの方もいました。先に「つまらない」と言われた一枚に、別のレビュアーが「とても面白い」と言ったり、セッションは一喜一憂の連続でした。自力では分からない自分の弱点を知る機会になり、未熟な点が多くあることを痛感しました。


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私は、一日目は一人、二日目は四十分おきに連続して五人のレビュアーに見てもらいました
なかなかタフなスケジュールでした



一人で作り上げることも悪くないけれど、自分の写真に「本当にこれで良いのか?」と疑問を持った時、「私のことを全く知らない人が写真を見ても、伝えたいことがちゃんと伝わるんだろうか」という漠然とした不安も浮かんできました。友人知人が多く観てくれるのとは異なる環境で、自分の写真はどのように観られ伝わるのかを知りたい。それが「写真を内から外へ出そう」と決めるきっかけになりました。二年ほど前のことでした。

作品を批評されることは勇気が要ります。私の場合は、「自分の写真をより良くするために、できることやってみよう」と辿りついたポートフォリオレビューですが、皆さんに一様にレビューを受けることを勧めたりはしません。その代わりに言えるのは、自分の写真に疑問を持ったり、違う側面から自分の作品を解釈してみたいと感じた時に、ポートフォリオレビューは有効な手段の一つになるということです。私自身、レビュー直前に心身落ち着かない出来事があり、六甲山のセッションを受けることは相当迷ったのですが、「他人に見せること」と「自分を貫くこと」の間でバランスをとりながら、迷い、考え、形にしていく過程から学ぶことは多かったです。恐らくこの「過程」を経験することが、私にとって一番大切だったと感じています。

さて、次はナダール東京での個展です。レビューで得たことを、出来る限り見える形につなげます。また私の個展が植物写真の楽しみを伝える機会になれば、とも思います。これからも作品を観てもらえたら嬉しいです。どうぞよろしくお願いいたします。







by etcaetra | 2014-09-12 00:00 | 写真まわり
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