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わたしの一枚、あなたの一枚
ロケハン中に偶然お会いした皆さんが、土曜の撮影会に誘って下さいました。「誰かと一緒に移動しながら撮れるもんなのかな~」と不安を持ちつつも、面白そうだったので参加してみました。友達と二人三人で、というのは何度もあるけど、本格的な撮影会に参加するのはこれで二度目。

皆さんが何を撮られるのか気になるんですよね。毎日一人で歩く道を誰かと一緒に撮りながら歩く、ってことは他人の視点を同時に沢山見られることでもあるわけで。「ほほう、こういう所を撮りますか!」とか「そこではよく撮るけど、そんなにしゃがんで撮ったことないな」とか。人が撮った後を追いたくなりましたが、その衝動を抑えつつまずは自分の目で撮らねばならんのです。ふむー。

友達と出来上がった写真についてあれこれ。まず自分でフィルム一本分のプリントの中から好きな一枚を決める。その同じプリント群から友達が自分の好きな写真を選ぶ、という流れ。

例えば、同じフィルムで撮った36枚の中から私が選んだのはこちらです。

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枝と葉の影、枯葉、鎖の輪っかの影が一枚に。自分の足元や植物の影は何度も撮ります。鎖の影を撮るのも、これが初めてではありません。その三つが同じスペースに。等間隔に並ぶ鎖の輪を、長い枝があちこちからぶった切ってる。規則的な動きをズバッと何かが邪魔をしている写真が好きなんです。上下をひっくり返すとネックレスみたい...と、くるくる回したりなんかして。

が、彼女が選んだのはこちら。私が「これはちょっと」と真っ先に候補からはずした写真を、彼女は見事に「私はこれのこんなところが好き!」と選んでくれたのです。

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ぼけた背景の写真が好きな友達は、浮かび上がる枝葉が気になったそう。そして、白黒のこの写真を見て、「この葉っぱはどんな色してるんだろうな、と想像した」と。私は「カラーで撮った方が良かった」という理由で候補からはずしたのに、彼女は「どんな色をしてるか見てみたい」と一枚に選んだのです。そうか、そういう手もあったか!なんて。笑。彼女の写真でも同じことをしたのですが、これまた「自分ではこれは選ばない」な一枚を、私はベストとして選んでいたわけで。

ブログやHPに写真をアップする時、自分が好きなもの気に入ったものを選ぶことが多いはず。失敗作と感じられるものをわざわざ「公に晒したい」と思わないじゃないですか。でも、自分がイマイチと思う写真も、他人の目からは「いいな」と感じられるかもしれない。たった一枚でも、人によって捉え方は様々。それを頭では理解できていても、実際に意見として聞かせてもらう機会ってなかなか無い。貴重な意見、発見でした。
by etcaetra | 2009-07-28 16:34 | 写真まわり
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