八木香保里 写真展  #018 「ここにあること」


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わたしたちは生きる旅
ここにあること、ただそれだけで




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八木香保里 写真展 #018
こ こ に あ る こ と

2014年11月11日(火) - 11月23日(日)
12:00 - 19:00 ( 月曜休 / 最終日は16時まで )

ナダール東京

東京都港区南青山3-8-5 M385 BLDG #1
03-3405-0436
http://nadar.jp/




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このたびナダール東京にて写真展「ここにあること」を開催いたします。この展示は、三月に行われたナダール東京の企画展「めざせ個展」にて八木が得票数一位をいただき実現するものです。

中判のスクエアフォーマットのカメラを譲り受け、練習のために被写体に選んだのは近所の草や木でした。当初はカメラを知るための撮影でしたが、撮り続けるうちに草木をのありのままの姿を自分自身と重ね合わせ、シャッターを切るようになり今に至ります。夢中になって撮っているうちに、「あなたは草になろうとしてる」とまで言われるようになりました。

今回は練習で撮影していた時のものから、「撮り続けたい」と思うきっかけになった「永遠(とわ)の輪」、「めざせ個展」出展作品からの抜粋、ナダールでの展示が決まってから後に撮影した作品を展示します。

カフェの壁などを借りて展示を始めたのが2002年。それから12年を経て、初めてギャラリーで個展をします。三月の「めざせ個展」にお越し下さった方、はじめましての方、色々なお客様に見てもらいたいです。皆さまのお越しを心よりお待ち申し上げます。どうぞよろしくお願いいたします。


写真展「ここにあること」 プレスリリースはこちらからどうぞ http://nadar.jp/tokyo/schedule/141111.html
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# by etcaetra | 2014-11-04 00:00 | 写真まわり
六甲山国際写真祭のポートフォリオレビューに参加しました

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私の名前が「photographer」と共にある、名札を頂いた時はとても緊張しました



8月29日と30日、六甲山国際写真祭で開催されたポートフォリオレビューに参加しました。

私は写真を、例えば、大学や専門学校で時間をかけて学んだことがありません。写真を撮ること、関わることが私の職業ではありません。カメラの操作は今でも不安なときもあるし、自分なりの作法で撮り続けています。そういう人間が撮ったものでも、募集要項に則れば応募できるものなのかな…という気持ちから行動に起こすまで随分迷いましたが、思い切ってエントリーし、審査を通過しました。

六甲山国際写真祭の開催は今年で二回目、昨年の初回時には応募しませんでした。京都での展示と時期が近かったことと、「今の自分の写真では応募してはいけない」と思っていたからです。なぜ「いけない」と思ったのか、その理由を覚えていないのですが、そんな話をキョウトフォトアワードの中澤有基さんにお話ししたとき、「出してみたら良いと思う」と言われたことは記憶していて、今では彼の言葉が背中を押してくれたのだと思っています。ありがとうございました。

レビューでは、褒めて下さる言葉も厳しい言葉も両方いただきました。比率で言えば否定的な意見が多く、「これでは何が言いたいのか分からない」とはっきり教えて下さるレビュアーの方もいました。先に「つまらない」と言われた一枚に、別のレビュアーが「とても面白い」と言ったり、セッションは一喜一憂の連続でした。自力では分からない自分の弱点を知る機会になり、未熟な点が多くあることを痛感しました。


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私は、一日目は一人、二日目は四十分おきに連続して五人のレビュアーに見てもらいました
なかなかタフなスケジュールでした



一人で作り上げることも悪くないけれど、自分の写真に「本当にこれで良いのか?」と疑問を持った時、「私のことを全く知らない人が写真を見ても、伝えたいことがちゃんと伝わるんだろうか」という漠然とした不安も浮かんできました。友人知人が多く観てくれるのとは異なる環境で、自分の写真はどのように観られ伝わるのかを知りたい。それが「写真を内から外へ出そう」と決めるきっかけになりました。二年ほど前のことでした。

作品を批評されることは勇気が要ります。私の場合は、「自分の写真をより良くするために、できることやってみよう」と辿りついたポートフォリオレビューですが、皆さんに一様にレビューを受けることを勧めたりはしません。その代わりに言えるのは、自分の写真に疑問を持ったり、違う側面から自分の作品を解釈してみたいと感じた時に、ポートフォリオレビューは有効な手段の一つになるということです。私自身、レビュー直前に心身落ち着かない出来事があり、六甲山のセッションを受けることは相当迷ったのですが、「他人に見せること」と「自分を貫くこと」の間でバランスをとりながら、迷い、考え、形にしていく過程から学ぶことは多かったです。恐らくこの「過程」を経験することが、私にとって一番大切だったと感じています。

さて、次はナダール東京での個展です。レビューで得たことを、出来る限り見える形につなげます。また私の個展が植物写真の楽しみを伝える機会になれば、とも思います。これからも作品を観てもらえたら嬉しいです。どうぞよろしくお願いいたします。







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# by etcaetra | 2014-09-12 00:00 | 写真まわり
展示のお知らせ
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2014年も下半期に入り、展示などの準備を少しずつ始めています。
7月4日現在で決定しているスケジュールをお知らせいたします。




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「 ここにあること 」
2014年11月11日(火)-23日(日)
ナダール東京 (港区 南青山) http://nadar.jp/

「 わたしについて 」
2014年12月5日(金)-17日(水)
フォトカノン戸越銀座店ギャラリー(品川区 戸越銀座) http://www.photokanon.com/

「 ブーケ 言葉の花束 」
2015年2月11日(水)-22日(日)
トコリエ (大田区 長原) http://tocolier.com/



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「ここにあること」は、ナダール東京の企画展「めざせ個展」にて頂いた展示の機会です。
東京では初めて植物の写真で個展をすることになりました。

「わたしについて」は、八木を含めた十人でのグループ展です。
「自分について話すとき、写真を一枚持ってきて下さい」と言われたら…をテーマに
各自が写真を一枚選び、展示します。ポートフォリオも用意します。
こちらは展示終了までの様子をブログでお知らせしようと思います。

「ブーケ 言葉の花束」は、写真と言葉を一つにした展示です。
過去に残した言葉や、展示のために新しく書いたものと写真をあわせた内容を考えています。



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また、8月末に行われる六甲山国際写真祭のポートフォリオレビューに参加する予定です。
レビューのセッションは非公開ですが、オープンポートフォリオビューイングがあります。
日時は8月30日(土)16時半から二時間、会場は六甲山YMCAです。

RAIEC 六甲山国際写真祭 http://rokkophotofestival.com/



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現在決まっている予定は以上です。公募展などちょこちょこ参加することもあるので、
こちらはまとめてブログのトップに表示しています。
見かけることがあれば、楽しんでもらえたら嬉しいです。
どうぞよろしくお願いいたします。


八木 香保里




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# by etcaetra | 2014-07-04 09:00 | 写真まわり
6636 SQUARE FORMAT 04 展は終了いたしました。
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forward
向こう側へ、けやぶります。



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6636 SQUARE FORMAT 04 展は会期を無事終了いたしました。


今年も前の二回同じく、「forward」をテーマに出展しました。
東京某所、待てど暮らせどやって来ないエレベーターに嫌気がさし、
仕方なく階段をあがっていたところで目の前に現れた光。
向こう側へ行ってみたい、そんなことを感じながら撮った一枚です。


今回展示した写真はflickrでも観ることができます。ぜひ御覧下さい。

forward 
https://www.flickr.com/photos/kahoring/14373996814/


南青山の会場へ足を運んで下さった皆様、気にかけて下さった皆様、展示でご一緒した皆様へ、
心より感謝の花束を。ありがとうございました。
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# by etcaetra | 2014-06-09 00:00 | 写真まわり
「めざせ個展」は会期を終了しました
ナダール/東京(港区南青山)で開催された「めざせ個展」は、会期を無事終了いたしました。投票にて、八木の「ここにあること」が一位をいただき、この秋ナダール東京で個展を開催することになりました。開票結果は以下のURLから御覧下さい。http://blog.nadar.jp/index.php?itemid=2290#more

展示へ足を運んで下さった方々、気にかけて下さった方々、投票や感想をお寄せくださった方々、展示でご一緒した九人の作家さん達、プリントでお世話になったフォトカノン戸越銀座店のスタッフの皆さん、ナダール東京の林さん&早苗さん、展示に関わる全ての皆様へ、心より感謝の花束を。ありがとうございました。



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親族が暮らす福島県は、年に一度は足を運ぶ身近な場所です。「様々な条件下にある植物を自分なりの視点で捉えたい」と思い、今年は福島県の浜通り地区へ向かいました。復興が進む場所にも、無人の荒れ果てた場所にも、ふと目を向けると草や花がありました。

過酷な境遇を受け入れるしかない植物にも、 それを撮る人にも、平等に与えられる運命を知ることとなりました。人と植物、この二つに共通する「運命」とは何か。それを「ここにあること」の六枚で表現しました。ブックは「草葉の」と「ここにあること」の二つのテーマを軸に作成しました。

一人で自分の写真を展示した最初が2002年、それから干支が一回りする間に、カフェの壁や他業種と併設されたスペースをお借りしての展示を続けました。昨年キョウトフォトアワードで優秀賞を頂き、京都でギャラリースペースを木村華子さんと分かち合いました。そして今年初めて、一人でギャラリーで展示します。12年前の私には想像もつかない展開だと思います。

ナダール東京での個展会期は、11月11日から23日までの二週間です。昨年制作した「草葉の」からの一年間で見つけたり改めたりした視点が数多くあり、結果「ここにあること」が生まれました。「めざせ個展」で観てもらった「ここにあること」のその後もぜひ御覧下さい。

最後に今回の展示のステイトメントを紹介します。



 「 ここにあること 」


 産んでくれ、と頼んだ覚えはない。

 こんな台詞を一度は見聞きしたことがあるだろう。
 誕生の仕組みを端的に表す言葉である。

 人は、人の形を成す前から命を欲することはない。
 「生を受ける」という言い方にもあるように、
 命あるものは全て
 自身でない何かに生きるきっかけを授かる。
 いづるものにとって、それを拒むことはできない。

 ひとりを尊び、誰かと分かち合い、多勢に群れる。
 自由なときも、捕われるときもある。
 様々な境遇を受け入れる草木にも、
 それを撮る自分にも、平等に与えられる運命がある。

 わたしたちは生きる旅。
 ここにあること、ただそれだけで。

 身空に委ねる草木のように、人もまたここにある。




これからも色々と撮っていきます。見かけることがあれば、「あの人、また何かやらかしてる!」と面白がってもらえたら嬉しいです。二週間、ありがとうございました。11月もナダール/東京で写真を観て下さい。皆様のお越しを心よりお待ち申し上げます!
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# by etcaetra | 2014-04-03 22:49 | 写真まわり